自己肯定感 3点考察【人を動かす】

モノ

どーも、世良ケセラです!
3点考察 第二弾をやっていきたいと思います。今回は、

[完全版]人を動かす D・カーネギー著、東条健一訳

です。「人を動かす」と書かれているので、上司が読むべき本だとか、リーダーが読むべき本という印象がありそうですが、どちらかというと人間だれしもに当てはまることが多かったです。
様々な著名人の経験談が豊富に引用されていて、考えに説得力を帯びさせていました。
しかし、世良が受け取った考えはまさにこの一言!!

魅力的な人間性を持つ人に、人は協力したいと考える!!

ノウハウや効率じゃなく、相手に心から関心を持ち、相手の喜ぶ行動をすると、人は自分のためにも動いてくれる。読んでいて、ハッピーな気持ちになり、「行動してみよう!」と思える1冊でした。
それでは、3点いってみよう~!!

「笑顔は毎日、財産を運んできてくれる」

とっても素敵なコトバだと思いました。
考えてみると、笑顔の少ない、いつも仏頂面の人に対しては何か関わりにくい。頼み事もしづらい。そんな経験はある。
逆にいつもニコニコしていて感じの良い人には話しかけやすいし、何なら友達になりたい!この人のことを知りたい!!と思ったことがある。
笑顔は入り口なのだ。
そこで話や性格が合えば、その人とは一生の友になるかもしれない。その仲は何にも代えがたい財産だ。
しかも経験上、笑顔には笑顔が返ってくる。
よく言われるが、笑顔の先出しは相手にとっても自分にとっても嬉しいモノなんだ。
もちろん人脈や人間関係というものだけでなく、本書の中ではビジネスの面にも触れられていた。(世良、お金大好き)
笑顔から始まった関係が売り上げを生み出すのはもちろん、なんと苦情を言いに来た人にも笑顔で真摯に対応することで解決がぐっと楽になったらしい。
苦情の類いに対してはどうしても、こちらも悲しい顔や言い返す雰囲気を出しがちだった。
朗らかな笑顔で、相手の気持ちを受け止める。そうすることで時間も利益も生む可能性を知った。
著者は言う。

多くの財産を運ぶ笑顔は、買うこともできないし、せがむものでもない。借りることも盗むこともできない。与えて初めて現実に価値を生む。

「自分がすでに幸せだという前提で行動してみる」

人は感情によって行動すると思いがちだが実はそうではない。ということをいくつかの本で見ました。
もちろん、悲しいことがあったので、気分を変えるためにバッティングセンターへ行く。
嬉しいことがあったのでケーキを買って帰る。ということもあると思いますが、違う例もあります。
それはまさに自分に起きた出来事です。資格の勉強をしていたときに痛感しました。
脳的には、「やる気になったから行動する」ではないらしい。

行動しているとやる気が湧いてくる

まさにこれだと思いました。もちろん机に座るまでによっこいしょと腰を上げる(やると決める)必要はあるのですが、勉強をしているとだんだんやる気も出て集中力も出てきます。
まさに行動が先だったのです。肝心なのはどちらが先かではなく、この現象を上手く使うことだ。
そう思ってから、やらねばならないときはとりあえず始めてみるという考えを持つようになりました。
やり始めたあとの事はその時の自分がなんとかする!!(してくれるはず笑)

1点目の考察と合わせると、笑えない時に、無理してでも笑顔を作ってみる。
そうするとそこに感情が付いてくる。
もちろん、笑顔を作ってみるのも苦痛で辛いときは無理をしないでください。たくさん泣いて楽になるなら今は涙が必要なときです。
ただ、私は自分で実験するのが好きです。どうしようもないとき、実験してみてください。
その行動が新しい感情を生んでくれるかもしれません。

著者は自分はすでに幸せだという前提で行動してみると、本当に幸せになると言います。
布団で寝れて幸せだな。今日もご飯が食べられたな。嫌な人はいるけれど仕事に真面目に行ってお金も稼いで幸せだな。
意識的に幸せを探してみる
「幸せはあなたの外ではなく、内側にある」らしい。
まずは幸せを探せる自分になって、そんな自分を褒めてあげる。
自己肯定感を高める第一歩だと思います。
ぜひ自分で実験してみてあげてください。

「感謝をためらわない」

笑顔と同じように「ありがとう」にも魔法の力があると思う。
「ありがとう」は、感謝を示すコトバだ。色んな状況があるが、「ありがとう」を使う場合、その言葉には敬意が含まれる。
逆に、使われると自己有用感が満たされる気がする。自分は誰かの役に立っているということがすぐにわかる言葉だ。
多くの場面で、そんな言葉を言われて嫌な気はきっとしないだろう。
本書では、結婚生活の例が挙げられていた。
なぜか結婚生活を続けると、相手に口うるさく注意してしまう機会が増える。
他人が同じように生活することは、大半は我慢や苦労が伴う。
相手の許しがたかったり、嫌なところが見えると、その前までならすぐに感謝を言えていたことが難しくなる。

幸せと同じく「ありがとう」も意識的に探すことができると思う。
「ありがとう」はためらってはもったいないコトバ。
「ありがとう」はもらって嬉しいコトバ。
人に動いてもらう時にも意義がある。その言葉のためであったり、その期待に答えようと力を発揮してくれることがある。
人を動かせる「ありがとう」の魔術師になりたい。
ただ、心のこもっていない「ありがとう」や、お世辞や媚びるような「ありがとう」に魔力がないことは私たちが1番知っている。
誰も損しない感謝の言葉や想い。
心から、惜しげもなく伝えよう。自分の幸せにはあなたが欠かせないと。

[完全版]人を動かす 

D・カーネギー著、東条健一訳

著者は肩書きを教育者と呼ばれることが多い。
教育に通ずることも多いと感じながら読みました。
人間関係を悪化させたいなんて人は一人もいないと思う。
それでもうまくいかない時があるのは、やり方がわからないだけ。わかっているけど思っているように行動できないだけ。
自分も相手も損しない。
双方、みんなが円満に、豊かになる術が書かれていると思いました。ぜひご一読ください。

大丈夫。なんとかなる。Que Será, Será~ またね。

コメント

タイトルとURLをコピーしました